ブルードメアサイアーがキングカメハメハの馬を1頭ずつ検討しています。
(1)プロクリスの18の基本データ
3頭目がプロクリスの18だ。
基本データ―とカタログ写真は以下の通り。
(3)浜田多実雄調教師の特徴
浜田多実雄調教師は、2013年にJRA調教師として栗東で開業されて、今年で7年目になる。1972年8月21日生まれだから、現在47歳。まだ若手に属する調教師だ。
成績は2013年5勝(リーディング185位)⇒2014年12勝(リーディング129位)⇒2015年21勝(リーディング59位)⇒2016年18勝(リーディング75位)⇒2017年12勝(リーディング125位)⇒2018年17勝(リーディング92位)で、2019根年は7勝でリーディング84位(6月2日現在)。
管理馬で獲得賞金2億円以上を稼いだ馬は2頭。
サンライズメジャー(牡馬、2009年生まれ、父ダイワメジャー、43戦8勝、オープン3勝)
マルカフリート(牡馬、2006年生まれ、父 アフリート、35戦10勝、G3北海道スプリントカップ)
重賞勝ちはカワキタエンカのG3中山牝馬S だけだ。
社台ファーム生産馬との相性がいい。前記のマルカフリートのほかマルカバッケン(牡馬、2007年生まれ、父 クロフネ、40戦7勝、オープン2勝)、サンライズロイヤル(牡馬、2009年生まれ、父クロフネ、26戦2勝、J.G2阪神スプリングJ2着など障害で活躍)。
1口馬主クラブでは、サンデーサラブレッドクラブ所属のアメージングタクト(牡馬、2010年生まれ、父ウォーエンブレム、41戦5勝)を管理されていた。
賞金上位の管理馬を見ると、クラブ馬よりもマルカやサンライズロを冠号とする個人馬主との相性がいい。
開業7年で重賞優勝わずか1勝と眉をひそめる向きもあるかもしれないが、以上名前を挙げた馬たちの戦歴を見ると、とにかく数を使う厩舎だということがわかる。
これはこれでありがたい。
ただ、プロクリスの18は牝馬なので、規約によりめいっぱい走らせても6歳春までしか使えない。
牡馬であれば能力が衰えるまで故障しない限り使えるので、足元が丈夫な馬なら長く楽しめる。
この浜田多実雄調教師は平場でだめでも障害競走に切り替えて、それなりの成果をあげさせている。
大望は抱かなくても、入着賞金をコツコツ稼ぎたい人には向いているのではないか。
(4)プロクリスの18の血統評価
3代母にフサイチエアデールの名前が見えるので、ライラプスのほかにフサイチリシャールなどが一族で、活力のある母系は魅力的だ。
このプロクリスの18の父オルフェーヴルと母父キングカメハメハとの相性だが、オルフェーブル産駒の獲得賞金ランキングで10位にタガノディアマンテ(牡馬、2016年生まれ、8戦1勝)が登場する。
3,721万円と獲得賞金はまだ少ないが、現役でまだ3歳。きさらぎ賞で6番人気ながらダノンチェイサーの2着にきた力は決してフロックではなく、これからさらなる活躍が見込める。
オルフェーヴルの産駒は2017年に初年度産駒がデビューして今年て3年目。ブルードメアサイアーの相性が判明するのは、まだ先だろう。
(5)プロクリスの18の馬体評価
カタログ写真解説にあるように「コンパクトな馬体」で、これはまだ小さいとうこと。初仔だから、その可能性は大だ。
1月の早生まれで小さいと、デビューでも小さいまま迎える公算が大きい。
まだ測尺が発表されていないが、今年のサンデーサラブレッドクラブ募集馬は小さい馬が多いような感触だ。
繊細な牝馬で小さい馬は、これ以上馬体を減らせないために強い追いきりができず、結果、レースパフォーマンスも芳しくない結果になるケースが多い。
これは今年の3歳のドナウデルタやオーサムウインドの成績を見れば歴然としている。
小さい牝馬は地雷ではないが、できるなら避けたい。
もちろんミッキークイーンは430キロでオークスを勝っており、例外も少なからずいる。
だから取捨が悩ましい。
個人的なジャッジで申し訳ないが、今年は小さい馬はパスしようと考えている。
だからプロクリスの18についてはケンでいくことにする。
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