ラヴズオンリーユー、優駿牝馬優勝おめでとうございます。
出資者のみなさん、馬券を取ったファンのみなさん、POGで指名されたみなさん、おめでとうございます。
正直、ラヴズオンリーユーの馬主、DMMドリームの経営方針には首をかしげていた。
いくら1万分の1に口数を分割したとはいえ、ラヴズオンリーユーの総額3億1,766万円は維持費込みでも高すぎる。
DMMドリームは1億7,280万円でこの馬をセレクトセールで買い上げて、上記の値段で会員に売却した。
ということは、2億円近い利益を会社が得たことになる。
いっぽう、大半の馬、というかすべての馬は赤字になり、金銭的な利益はクラブひとりが独占して、会員には夢という無形の商品だけがてもとに残る。
このビジネスモデルは必ず破綻する。
そう思っていた。
ところが、今日のラヴズオンリーユーオークス制覇で流れは変わった。
この馬がペイする道のりはまだまだ長いが、たとえもとを取れなくても今日の勝利で出資者の大半は満足したのではないだろうか。
オークス勝利は広告費をかけずにDMMドリームの宣伝にもなった。
これで会員も増えるだろう。
ノーザンファームにとっても、 セレクトセールで生産馬を破格の高値で引き取ってくれる大口の顧客DMMドリームの購買力が増えて万々歳といったところだ。
今日の結果は神が見えざる手を行使したかのように、生産者のノーザンファームが思い描く通りの結果となった。
ラヴズオンリーユーとは、神が「あなただけを愛す」という意味に取ったが、このあなたとは、ノーザンファーム社長ではないか。
これがオークス後の偽らざる感想だ。
祝いの場でこのような辛口の話になってしまってすいません。
私はDMMという会社が嫌いなのでこういう話の流れになってしまった。
DMMが経営する豊洲のチームラボという施設で、信じられないような、非常に不愉快な思いをさせられた。
その話は後日。