サンシャイン水族館の「化ケモノ展」は、擬態(ぎたい)をする様々な生き物を集めた特別展です。
特別展入り口に擬態についての解説が掲示されていました。
その解説を使わせてもらいながら、擬態について少し勉強しましょう。
まず、擬態を次のように定義しています。
「ある生物が何かに似せて、それを見つけるものをだます生存戦略の1つである」
擬態の種類には3つあります。
(1)ペッカム型擬態
騙(だま)して食べる。待ち伏せ型擬態。
(2)ベイツ型擬態
強いものに化けて、回避する。
(3)隠蔽型擬態(いんぺいがたぎたい)
周囲の風景に溶け込み、やり過ごす
この特別展で面白いのは、擬態の完成度を5段階に格付けしているところにあります。
回紹介したハナカマキリは、蘭の花弁(かべん)に化けて、花に近づく昆虫を待ち伏せて食べるペッカム型擬態にあたり、レベル2の「達人」にランキングされています。
読者のみなさんの中には、あのハナカマキリさえ見つけられることができなかった人もおられるかと思います。
「達人」でさえ、このレベルなのだから、レベル1の「神」のランクの擬態とは、どのようなものなのか。
興味を持たれる方も少なくないかと思います。
「神」擬態は明日の更新(1月12(土))に紹介することにします。
上の動画で、どれがアンコウかわかりますか?
何度も見ても、岩か、サンゴ礁の模様にしか見えません。
見事に隠れています。
隠遁(いんとん)の術。
忍者みたい。
これでもレベル4の「達人」です。
生き抜くためには、みな必死なんですね。
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