今年(2018年)のチャンピオンズカップの出馬表が発表された。
G1なのに、ワクワク感がない。
直前に去年の覇者ゴールドドリームが右肩の筋肉痛のため回避することが明らかとなったことも大きい。
だだ、落胆はそれだけではない。
このレースの有力馬の多くが3歳ダート重賞ユニコーンステークス(G3)の優勝馬という特異な偏りが見られるのが不満の主な理由だ。
2018年優勝:ルヴァンスレーヴ
2017年優勝:サンライズノヴァ
2016年優勝:ゴールドドリーム
2015年優勝:ノンコノユメ
もしゴールドドリームが出走していれば、過去4年のユニコーンステークス優勝馬が出そろうことになった。
さらに今回人気の一角を占めるサンライズソアはサンライズノヴァが勝った2017年のユニコーンステークス3着馬だ。
いくら3歳のダート重賞が少ないとはいえ、それはないだろう。
喩えるなら、秋の天皇賞に皐月賞馬ばかりが出走するようなものだ。
ダート界では、ユニコーンステークスが施行される3歳6月の時点で格付けが決まってしまう、とでも言うのか。
その後、古馬になってからのダート馬の台頭は許されない、とでも言うのだろうか。
今年に限っては、やむを得ない事情もある。
ダ―ト界の新星グレイトパールの不振と佐賀への移籍、テイエムジンソクやグレンツェントの衰え、ダートの快速馬マテラスカイは距離が長く回避なども考慮すれば仕方ないのかもしれない。
それにしても、代わり映えのないメンバー。
出走馬の中でも異彩を放つのが地方交流戦で武者修行してきたケイティブレイブ。
この馬はユニコーンステークスではなく、3歳8月に施行されるレパードステークス組だ。同馬は2016年のレパードSでグレンツェントの2着に来ている。
ちなみに2015年以降のレパードステークス優勝馬を書きだすと以下のようになる。
2018年優勝:グリム
2017年優勝:ローズプリンスダム
2016年優勝:グレンツェント
2015年優勝:クロスクリーガー
ちなみにレパードステークス優勝馬からチャンピオンズカップ(前身のジャパンカップダートも含む)を勝った馬にチャンピオンズカップホッコ―タルマエ、トランセンドなどがいる。
近年のレパードステークス優勝馬については中央ダート戦で不振、不運をかこっている。
夏場の重賞に向けてメイチに仕上げると、体力を消耗し、その後、長く尾を引く、ということか。
今年のチャンピオンズカップの予想だが、馬券的にはルヴァンスレーヴ、サンライズノヴァ、サンライズソアのユニコーンステークス組でいいだろう。
特にジャパンカップに続いてクラブ募集の3歳馬ルヴァンスレーヴが古馬陣を撃破するドラマを多くのファンは期待している。
この手薄のメンバー構成だから、3歳馬ルヴァンスレーヴが通用する余地は十分あるだろう。
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