実話です。
幼稚園のとき、パニクった記憶があります。
千葉県に遠足に行くのです。
どんな遠足か、内容を聞いて、おさな心に恐怖で震えおののきました。
千葉の習志野（自衛隊の空挺団がある）で
何と、幼稚園児に落下傘の降下体験をさせるのです。
まだ年端のいかない子供になんて危険なことをさせるのか！
そのうえ、私は高所恐怖症なんだ。
なんてことをさせる幼稚園だ！
前日まで行きたくない、明日雨になって遠足が中止になれ
と祈っていました。
翌日は晴れて遠足は無事行われ、私も参加しました。
何てことはない、千葉の名産、落花生狩りでした。
何を勘違いしたか、私は直前までずっと落下傘だと思い込んでいました。
子どもと言うのは、ときどき奇妙な思いこみをすることがあります。
幼稚園児に落下傘降下などさせるわけがない。
それなのに、当時は真剣に降下訓練をすると思っていました。
いまでも、この話を思い出して不思議に思います。
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