ダーレージャパン・ファームの生産馬、ファインニードルが今日のG1スプリンターズステークスを制し、G1高松宮記念に続いて、スプリントの春秋G1王者となった。
父、アドマイヤムーンは、東京2400mジャパンカップを優勝して、鳴り物入りでダーレージャパンにスタッドインして、社台グループのライバル出現と騒がれた。
だが、アドマイヤムーンは、クラシック馬ではなく、スプリンターを量産した。
父のエンドスウィープが強く出たからだろうが、すわクラシック制覇と思ったのは、見せかけで、芝のクラシックディスタンスは相変わらず社台グループの独壇場で、ダーレーは地方(フリオーソ)と中央スプリント路線と完全に住み分けて、すっかり日本競馬の勢力図にうまく収まってしまった。
ダーレージャパンのゴドルフィンとしては、これが本望なのだろうか?
繋養している種牡馬について、アドマイヤムーン以降を並べてみた。
パイロ(2010年初供用)
アメリカンペイトリオット(2018年初供用)
ディスクリートキャット(2017年初供用)
キングズベスト(2013年初供用)
モンテロッソ(2014年初供用)
やはり、ダート路線濃厚で、芝馬はキングズベストがダービー馬エイシンフラッシュを出すが、これは社台ファーム時代の生産で、ダーレ―にトレードされてからの活躍馬がいない。
アメリカンペイトリオットとディスクリートキャットは未知数だが、甘い期待はできない。
本当にやる気があるのか。
今の地位に甘んじてしまっているんじゃないだろうか。
潤沢な資金があるのだから、日本の競走馬市場でさらに勝負をかけてみないのか?
思うに、応援してくれる有力馬主が少ないというのも、ダーレーが積極的になれない理由だろう。
テソーロの了徳寺さんだけじゃ足りない(笑)。
強力なライバルがあってこそ、競馬のさらなる飛躍と発展がある。
いまの社台グループ一強では、種牡馬戦略などでいつか限界に到達する。
ダーレ―に日高産馬を引っ張っていってもらいたい。
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