別に、自民党の元防衛大臣の軍事オタクのI氏のことではありません。
ボク👇のことです。
社台サラブレッドクラブの会員なら、この写真を見て、ボクが誰かは当然、わかるはずです。
知らない?
それでは、ヒント。
1986年の第53回日本ダービー馬。
その年の有馬記念では、前年の2冠馬ミホシンザン、牝馬3冠馬メジロラモーヌ、天皇賞馬サクラユタカオーを抑えて、4歳(馬齢表記は当時)で優勝。
正解はダイナガリバー。
馬産地では「顔に鼻までかかる大流星がある馬は大成できない」というジンクスがあり、境勝太郎調教師もこの馬の顔を見てダメ出しとしたという。
皐月賞では10着の大敗を喫すも、ダービーでは3番人気から巻き返して、田原成貴のグランパズドリームの猛追を半馬身差に抑え、増沢末夫騎手の手綱に導かれて優勝した。
3着が無冠の帝王アサヒエンペラー、4着ラグビーボール。
ほかにもセントライト記念優勝馬レジェンドテイオーなど、この年のダービーは多彩な顔触れで、オールドファンを欣喜雀躍させる。
実は、このダイナガリバーが勝ったダービーを東京競馬場で私は見ていた。
いや、正確には、東京競馬場にいた。
馬券を買ったのがレース直前のギリギリだったので、観覧席に向かったときには、大群衆の人の山で、レースを見れなかった。人垣の後ろで、歓声だけを聞いていた。
この年のダービーで、もう一つ、印象深いのは、「あの人」の予想が珍しく的中したことだ。
スイフト原作の「ガリバー旅行記」では、ガリバーは小人の国や馬の国など、架空の国を旅する。そのなかで唯一、実在の国として日本にやってくる。
「あの人」は「ガリバー旅行記」を調べて、ガリバーが日本に到着するのが、5月25日であることを突き止める。
そして、1986年の第53回日本ダービー施行日が同じ5月25日であることから、ダイナガリバーに本命の◎を打った。
結果はご承知の通り。
まさに、快心の予想だ。
「あの人」とは、我らの井崎脩五郎先生である。
コジツケでも、ここまでくると、快哉の声と拍手を送ってしまう。
大流星のブサイク顔ながら皆に愛されたダイナガリバーは、2006年に私がノーザンホースパークを訪ねたとき、元気な顔を馬房から覗かせていたが、2012年4月26日に29歳で亡くなった。
全国のイケメンになれなかった男たち(私はもちろんこの中に含まれるor含まれない)を勇気付けた個性的な名馬、ダイナガリバー。
オールドファンならずともこの馬の名前を忘れてはいけない。
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