2 日目の今日(7月10日)は当歳馬のオークションが開催された。
1億円以上で競り落とされた1当歳馬を去年(2017年)と比較してみる。
2018年:1億円越え15頭
販売者別でみると
ノーザンファーム生産(ノーザンレーシングも含む)13頭、(有)ヤナガワ牧場生産1頭、(有)三嶋牧場生産1頭
種牡馬別でみると
ディープインパクト産駒5頭(牡馬3頭、牝馬2頭)、ハーツクライ産駒2頭(牡馬2頭)、キングカメハメハ産駒2頭(牡2頭)、ロードカナロア産駒2頭(牡2頭)、Frankel産駒1頭(牡馬1頭)、ブラックタイド産駒1頭(牡馬1頭)、ジャスタウェイ産駒1頭(牡馬1頭)、ドゥラメンテ産駒1頭(牡馬1頭)
2017年:1億円越え16頭
販売者別でみると
ノーザンファーム生産(ノーザンレーシングも含む)9頭、社台ファーム生産4頭、追分ファーム1頭、その他の生産2頭
種牡馬別でみると
ディープインパクト産駒8頭(牡馬6頭、牝馬2頭)、ハーツクライ産駒2頭(牡馬2頭)、ロードカナロア産駒3頭(牡馬3頭)、ジャスタウェイ産駒1頭(牡馬1頭)、オルフェーヴル産駒1頭(牡馬1頭)、ブラックタイド産駒1頭(牡馬1頭)
1億円越えの馬が去年のほうが多い(2018年15頭、2017年16頭)。
でも、これは、競りの流れによる偏りで、1億円以上の高額馬は去年とほぼ同じとみていいだろう。
ただ、2017年は新規で参入したDMMドリームがジェンティルドンナの全妹のドナブリーニの2017を3億7,000万円で落して話題を呼んだ。
1歳馬、当歳馬で1億円以上で取引された馬のうちディープインパクト産駒の占める割合を見てみる。
1歳:2017年(8/15)、2018年(11/22)
当歳:2017年(8/16)、2018年(5/15)
今年の当歳では、1億円以上のディープ産駒は三分の一に減り、その他の種牡馬が増えている。
これは単にノーザンファームから上場したディープインパクト産駒の当歳牡馬が例年より少なかったことで説明できる。
当歳馬は1歳馬に比べ、馬体評価が難しい。
ほとんど血統で買われているといっても過言でない。
馬の目利きたちによる血統評価の資料として、この購買価格は参考になる。
思いつくまま、次の投稿で書いてみる。