(1)新種牡馬カリフォルニアクロームに注目
2020年新ひだか町のアロースタッドで供用が開始された新種牡馬カリフォルニアクロームに注目している。
というのは、この馬は私の「血の凝縮理論」に合致する種牡馬であるからだ。
「血の凝縮理論」は簡単に説明すると、3×3 や3×2(2×3)、2×2といった危険ともいえる濃いインブリードを持つ繁殖牝馬や種牡馬からG1を勝つ大物が輩出されるという理論だ。
例としては枚挙にいとまがない。
詳しくは下の記事を参考にしてください。
「【ラスティックベル(質素な鐘)は厳かな時を告げる】」濃い血は名馬を産む(第3回/最終回) | 相馬の梁山泊~トンボの眼鏡のブログ~ (ameblo.jp)
【5代血統表の見方がわかれば当たり馬がわかる】社台・サンデー、G12020募集|【1口馬主講座】トンボのめがね|note
実は日高が導入したカリフォルニアクロームが「血の凝縮理論」の条件にあてはまる。
(2)カリフォルニアクロームの母は3×3の濃いインブリードを持つ
カリフォルニアクロームの母 Love the Chase は Numbered Account の 3 x 3(25.00%) を持っている。
Numbered Account は1969年生まれの牝馬で、父はバックパサー(Buckpasser)。
通算成績22戦14勝2着7回。
主な勝ち鞍はG1スピナウェイS(米ダート7ハロン)、G3メイトロンS(米芝6ハロン(約1207メートル))、フリゼットS(米ダート8ハロン(約1609メートル))、G1テストS(米ダート7ハロン)、G2マスケットH(米ダート8ハロン)、G1スピンスターS(米D9F)。
2最優秀2歳牝馬に選出されており、繁殖牝馬としても Private Account や、Dance Nubmer(Rhythmの母)などを出している。
Love the Chase は Numbered Account のコピーを作ろうとして生まれた。
(3)カリフォルニアクローム産駒はチリで不振
カリフォルニアクロームは日本に来る前にチリでシャトル供用されている。
すでに初年度産駒が去年(2020年)にデビューしている。
2021年3月29日までに5頭がデビューし、勝ち上がったのはたった1頭。
6戦1勝、2着1回、4着1回、着外3回。
このように惨憺たる結果となり、先行きに暗雲が立ち込めている。
このチリ競馬の情報は下の木下昴也さんのブログを参考にさせていただいている。
カリフォルニアクロームはラミレスか、それともミセリか?|木下 昂也(Koya Kinoshita)|note
上のブログによると、カリフォルニアクロームは繁殖牝馬に恵まれず、首位の種牡馬とはこれが原因で勝ち鞍の差が開いているという。
木下さん曰く。
日本でもモーリスの初年度産駒の滑り出しは散々な結果で、各所で叩かれたが、ルークズネスト、シゲルピンクルビー、ピクシーナイトとすでに3頭の重賞勝ち馬を出しているので、カリフォルニアクロームも「わずか数頭の産駒の結果で、種牡馬の価値を決めることはできない」。
日本では日高は社台系と比べて繫殖牝馬の差は歴然としている。
チリの二の舞にならなければよいが。
ともあれ、今後ともカリフォルニアクローム産駒の動向には注目し、何か気づいたことがあればこのブログかNOTEブログに書いていく。
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