<牡馬> カウンターエア、父オルフェーヴル 、美浦 ・奥村武厩舎
京都5レース(芝1800m)池添謙一騎乗
1口馬主の出資戦略として、「上が素質があるものの未開花で終わった馬の下を狙え!」というものがある。
ドゥラメンテがこのタイプの典型。
姉がアドマイヤセプター(父キングカメハメハ)で5勝したものの重賞はGⅢ京阪杯2着が最高だった。
ドゥラより良血でないものの、コディーノも該当する。
兄のラヴェルソナタは4勝したが、ノド鳴りに苦しめられ、素質があるものの伸び悩み、準オープンで競走馬生活を終えた。
カウンターエアの兄のジョングルール(父ディープインパクト)はオーナーズから募集された馬で、生涯成績は15戦3勝 [3-5-1-6]。
戦績からわかるように、とにかく2着が多い馬だった。
決め手に欠けるというか、最後の勝負どころで気を抜いた。
15戦のうち1番人気が10回。それでいて、3つしか勝てていない。
兄はどこか歯車が噛み合わず、不完全燃焼で競走馬生活を終えた。
弟のカウンターエアは父がオルフェーヴルに変わって、一気に素質開花といきたいものだ。
カウンターエアとジョングルール兄弟の母デルモニコキャットはアメリカのGⅢ
ハニーフォックスH勝ちなど6勝した。
その父は私の好きなStorm Cat。
ブルードメアサイアーが Storm Cat の活躍馬は、ロードカナロア、キズナ、
メイショウボーラー、ファレノプシス、サトノアラジン、リアルスティール などなど。
牡馬も牝馬も、短距離、中距離、クラシックディスタンスも、芝もダートもあらゆるジャンルで活躍している。
多士済々の顔触れだ。
状態のほうはと言うと、12月31日(月)に坂路にて併せ馬の追い切りで53.6-38.9-26.0-13.3秒の時計。
「脚元の状態は安定しており、まずまずの仕上がりですが、輸送競馬で少し絞れるのもいいかもしれません。」とクラブホームページに記載されている。
太目残りが心配で、当日の馬体重や腹周りに注目したい。
関東馬のカウンターエアが京都でデビューというのも珍しい。
その狙いは何か? 気になるところだ。
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