偉大な兄の背中がどんなふうに見えているか、フォースキャリア/11月18日(日)社台出走新馬

<牝馬>フォースキャリア、父ワークフォース、美浦・菊沢隆徳厩舎
京都5レース(芝2000m)横山典弘騎乗

フォースキャリアの母ムーンレディといえば、2010年のダービー馬エイシンフラッシュ (2007年生まれ、父キングズベスト) を産んだ偉大な母。でも、その他の子どもはあまり走らない。エイシンフラッシュ は突然変異ともいえる活躍を見せた。

ダービーで見せた32.7の一瞬の切れ味は、他のきょうだいたちには遺伝しなかった。

いや、あの脚は遺伝ではなく、馬場状態が作り出したものだったんじゃないか、と思わせるほどの上がりタイムだった。

父がワークフォースになって、どう出るか。ワークフォースはキングズベストの直子だから、エイシンフラッシュの夢よもう一度、という配合だろう。

ワークフォース産駒はどうも切れ負けるというイメージがある。

11月14日のクラブホームページでは、やはり兄のことが言及されていた。

「14日(水)はポリトラックで併せて追い切り、5Fから68.4-52.9-39.3-12.5秒でパートナーを後ろから追いかけて併入しており、良い動きを見せてくれました。調教を重ねるごとに動きは上向いてきて、納得の仕上げでの出走となりました。偉大な兄の背中を追うように、初戦から好結果を期待しています。」

上にワークフォースの悪い印象を書いたが、

案外、こんな馬から突如、重賞を勝つ強い馬が出るような気がする。意外性のある種牡馬であるような予感が。

調教は悪くない。

京都5レースは穴でこの馬から狙ってみるのも面白いかもしれない。

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